中日新聞朝刊に掲載されました。
平成28年10月25日(火)中日新聞の朝刊に先日完成したスロープの記事が載りました。
記事一文
清昌寺バリアフリー化
本堂にスロープ 住職「気軽にお参りを」
多治見市笠原町の清昌寺で、今月十五日、本堂にスロープを設けるバリアフリー工事が完成した。十六日にあった観音祭りでお披露目され、小澤全和住職は「高齢化にお寺も対応していく必要がある」と訪れた利用者に話した。既設の寺院のバリアフリー化は、東濃地区では珍しいという。(篠塚辰徳)
バリアフリー化のきっかけは、2014年に車いすに乗った60代の男性が、母の一周忌の法事で訪れたこと。参道から本堂には九段の石の階段があり、この時は、小澤住職らが二人で車いすごと担いで上がった。
それ以前にも足の不自由な参拝者が訪れることが何度かあり、小澤住職はリフォームを計画。本堂の横に幅1.3メートル、長さ約20メートルのスロープを設ける工事を施工。
スロープには、車いすと歩行者用に別々の高さの手すりを付け、傾斜部分には滑り止め効果のある樹脂舗装を施した。
観音祭りでは、多くの高齢者や幼児らがスロープを利用して参拝した。近所に住む加藤美代子さんは「腰が悪く、いつもつえを使って歩いているから、スロープは本当にありがたい」と笑った。
小澤住職は「お寺とは誰のためにあるのかをあらためて考えるきっかけとなった。高齢の方や障害のある方でも誰でも気軽にお参りにきてほしい」と話していた。
15日に完成したスロープはこちら